はたして
2006.05.30
01:15:09

男か?女か?
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平成版カリキュラマシーン「パピプペポロン」の制作日誌
「カリキュラマシーン」から「パピプペポロン」へ
2006.05.13
12:05:27
今や伝説となったギャグ教育番組(教育ギャグ番組? ま、どっちでもいいか)「カリキュラマシーン」のディレクターだった俺、宮島将郎(日テレ中退)がファンの若者たちといっしょに「パピプペポロン」を作り始めた。
俺も、昔のテレビ仲間も、今のテレビは面白くないから見たくない。もちろん作りたくもない。でも、あの、何にもない時代に手探り、手作りで作った番組なら、また作ってみたい。どこの局も横並びで、同じような番組ばかり作ってる。人と違うことをやる局はないのかね・・・・日テレのOB会ではいつもそんな話がでる。「こうなったら局を局を買うしかない」が口癖の俺だが、貧乏人だから買えない。口惜しい。 ところが、ひょんなことから、俺が住んでる入間市のコミュニティーFM局で番組を作ることになった。団地の自治会長を2年やってできた友達に局のお偉方がいたからだ。ある日ふと「俺、番組つくりたいんだけど」と言ったら、「プロデューサー紹介するよ」と答え、あっと言う間に「年寄りの逆襲」のディスクジョッキーをやることになった。 でも、ノーギャラのボランティアだ。ほかの番組もほとんどがボランティアが作ってる。俺は、ギャラ無しでも番組を作りたい連中がこんなに大勢いることに驚いたが、今のテレビに連中の受け皿、つまり連中が世に出るチャンスが無いことに気付かされた。 一方、FM局には兄弟会社のケーブルテレビ会社があるが、市民会館のコンサートや防災訓練のビデオを何度も流しているだけで、飽きてしまう。聞けば、カメラマンは3人しかいないし、スポンサーも少ないから、無理もないのだが、俺は、それなら全国のケーブル局のために番組を、安く作り、安く売ろうと決心した。どうせ作るなら、今の地上派に無い番組だ。 え、どうやって作るのかだって? 答えは至極簡単。往年の手作り番組を作ればいい。それが出来るのは、往年のベテラン。ほとんどが定年で局を離れているから、声をかければいい。そんなことを考えているうちに悪名高い2ちゃんねる掲示板で「カリキュラマシーン」ファンが集まって、思い出を語り合っているのを発見した。 直情径行の俺はすぐさま「ディレクターだった宮島です」と首を突っ込んだら、最初は怪しまれたが、本人と分かってからは質問攻め。番組の作り方、内輪話をするのも楽しかったが、年が30代半ばのファンたちも今のテレビがつまらないと思っていることを知って、すごく安心した。「世の中は捨てたもんじゃない」の見本みたいな話だ。 そこで、これまた思い付いたらすぐ突っ走る俺は、ファンに「カリキュラマシーン」みたいな番組をいっしょに作らないかと呼びかけた。そして生まれたのが「パピプペポロン」。まだ会ったこともない作家がインターネットで台本を送ってくる、今ならではの作り方だ。カメラマンはファンが名古屋からカメラを担いで来て、編集も買って出てる。ただし、技術スタッフは俺の局時代の仲間。蔭から応援してくれている仲間も多い。 さて、「カリキュラマシーン」は算数と国語がテーマだが、「パピプペポロン」は道徳。人が生きるのに「やらなきゃならないこと」「やってはいけないこと」があるのを逆手にとって、「やらなきゃいいんだろう」「やればいいんだろう」と開き直り、はちゃめちゃなことをやる番組だ。 二つ下の写真の道徳オジサンは俺と団地のエレベーターの同じ階で乗り降りする顔見知りで、初めて会ったときから、番組を作るならこの人を起用しようと考えていた、ユニークさがある。Mrビーンと評する人もいるが、オジサンの役割は、カメラに向かって正しい道徳を説くとパイがぶつかる人物だ。 道徳に開き直ったシーンのあとで、オジサンが正しい道徳を言うだけなら登場する意味はない。考えてもみろ、俺たちは道徳を知りながら、開き直ったり、人知れず道徳に反することをやっている。オジサンのパイは、「きれい事を言っても、人生はそんなに簡単じゃない」という番組のメッセージなのだ。 ああ、理屈っぽい話になった。俺の悪いくせだが、本当にそう思っている。 おっと言い忘れた、出演者は俺の飲み仲間、地域で見染めたマドンナ、団地の子どもたち。有名な俳優には出せない個性が魅力だ。そう言えば、俺が日テレに入ったときは、ディレクターも、作家も、役者もみんな無名。当時の風景がが再現しているだけのことだ。 もう一つ大事なことを言い残した。スタッフは全員手弁当。作りたい番組、見せたい番組を作るのが目的。これが大事な点で、金を貰って作る下請けプロダクションとは違う。だが、俺は彼らは大逆襲プロダクションの現物出資株主で、プロダクションの会計を公開し、利益を配当するつもりだ。
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