カリキュラマシーン質問箱の回答
2010.06.16
23:20:12
前回、ヨーゼフさんから、カリキュラマシーンについての質問が上がりましたが
早速、ギニョさんこと齋藤太朗ディレクターから質問についての解答を頂きました。
では、前回の質問と回答をあわせてどうぞ!!
問1
1年目のOP(藤村俊二さんの裁判官が大きな木槌でたたかれるので始まるやつ)を見ていると宍戸錠さんが含まれていません。宍戸さんは1年目でていなかったのかなと勝手に思っていたら「えんぴつ峠」や「はばぱのボサノバ」の回を見ると出演していたみたい。何か事情があったのでしょうか?
答 カリキュラマシーンは3シーズン(3年間)を目標に制作され、4年目は過去の3年の作品から出来の良いものを抜粋してOAする予定でした。
ですが、制作しているうちに、特に1年目の作品にカリキュラム上の誤りや舌足らず、不備があり、4年目に向かって3年分を全部見直し、大編集をして4年目にOAしました。
これで、3年分の5分の一(?)は捨て、但しカリキュラムは正確な数百本を作り上げました。
そこで、1年目には居なかった宍戸さんもシャフルされた状態で随所に顔を出すことになりました。
問2
「カリキュラ」のみならず「ゲバゲバ」や「九ちゃん」のタイトル、「なんでそうなるの」のアイキャッチ等アニメの木下蓮三さんとの仕事がすごく印象に残ります。アニメに関してはどんな打ち合わせで作られていたのでしょうか。(ex.「ひらがなの『あ』があくびするのを作って」「五十音表の中で『か』がでっかくなって他の字を蹴散らす」等具体的な話or「『あ』が出てくるアニメで3秒くらのもの」等アニメーターにまかせる)
答 木下蓮三さんと小生と、一番最初の出会いは多分『イチ・ニのキュー』のタイトルロールを作るに当たって、虫プロとの契約の中で推薦されてつきあい始めたのが最初だと思います。
この仕事で蓮ちゃん(木下蓮三さん)と小生は意気投合し以後幾多の作品に互いに協力し合って良い仕事をしたし、アニメーション=漫画の世間にアニメーションの本当の面白さ、本当の表現力を伝えようと頑張りました。
多分、蓮ちゃんは採算など度外視して小生と仕事してくれていたと思います。いろいろなアニメーターの人々とも蓮ちゃんを通じてお知り合いになれました。彼が亡くなってしまったのは何とも小生としては悔しい思いです。
(脚注:『イチ・ニのキュー』は坂本九さん主演の公開バラエティ番組で1968年~1969年に放送されました)
問3
「えんぴつがおどる」が詩的で歌と共に覚えています。ビデオ、DVDあわせて3種類ありますね。私が覚えていたのでえんぴつが矢になって飛んでいき的に当たるのがありました。このアニメは何種類ぐらい作られたのでしょうか。
答 問3は、解りません。
問4
10年程前に発売されたビデオ「ベストギャグセレクション」の「せ:せんどー」のギャグで、ジェットコースターを見送る人の中に茶色い服でめがねをかけてひげをはやした小柄な人がいます。(左から3番目)あれはもしや井原高忠さんでしょうか?
答 質問4も、画を見れば解るかも知れませんが、現時点では解りません。
以上、原文ままでの回答でした。
ちなみにイベントの件ですが宮島さんからのメールでは、「浦沢さんが次回の下北沢へはギニョさんと行きたいと言ってました。」
との事で、実現すれば作家vsディレクターの裏話が聞けるかもしれませんね。
早速、ギニョさんこと齋藤太朗ディレクターから質問についての解答を頂きました。
では、前回の質問と回答をあわせてどうぞ!!
問1
1年目のOP(藤村俊二さんの裁判官が大きな木槌でたたかれるので始まるやつ)を見ていると宍戸錠さんが含まれていません。宍戸さんは1年目でていなかったのかなと勝手に思っていたら「えんぴつ峠」や「はばぱのボサノバ」の回を見ると出演していたみたい。何か事情があったのでしょうか?
答 カリキュラマシーンは3シーズン(3年間)を目標に制作され、4年目は過去の3年の作品から出来の良いものを抜粋してOAする予定でした。
ですが、制作しているうちに、特に1年目の作品にカリキュラム上の誤りや舌足らず、不備があり、4年目に向かって3年分を全部見直し、大編集をして4年目にOAしました。
これで、3年分の5分の一(?)は捨て、但しカリキュラムは正確な数百本を作り上げました。
そこで、1年目には居なかった宍戸さんもシャフルされた状態で随所に顔を出すことになりました。
問2
「カリキュラ」のみならず「ゲバゲバ」や「九ちゃん」のタイトル、「なんでそうなるの」のアイキャッチ等アニメの木下蓮三さんとの仕事がすごく印象に残ります。アニメに関してはどんな打ち合わせで作られていたのでしょうか。(ex.「ひらがなの『あ』があくびするのを作って」「五十音表の中で『か』がでっかくなって他の字を蹴散らす」等具体的な話or「『あ』が出てくるアニメで3秒くらのもの」等アニメーターにまかせる)
答 木下蓮三さんと小生と、一番最初の出会いは多分『イチ・ニのキュー』のタイトルロールを作るに当たって、虫プロとの契約の中で推薦されてつきあい始めたのが最初だと思います。
この仕事で蓮ちゃん(木下蓮三さん)と小生は意気投合し以後幾多の作品に互いに協力し合って良い仕事をしたし、アニメーション=漫画の世間にアニメーションの本当の面白さ、本当の表現力を伝えようと頑張りました。
多分、蓮ちゃんは採算など度外視して小生と仕事してくれていたと思います。いろいろなアニメーターの人々とも蓮ちゃんを通じてお知り合いになれました。彼が亡くなってしまったのは何とも小生としては悔しい思いです。
(脚注:『イチ・ニのキュー』は坂本九さん主演の公開バラエティ番組で1968年~1969年に放送されました)
問3
「えんぴつがおどる」が詩的で歌と共に覚えています。ビデオ、DVDあわせて3種類ありますね。私が覚えていたのでえんぴつが矢になって飛んでいき的に当たるのがありました。このアニメは何種類ぐらい作られたのでしょうか。
答 問3は、解りません。
問4
10年程前に発売されたビデオ「ベストギャグセレクション」の「せ:せんどー」のギャグで、ジェットコースターを見送る人の中に茶色い服でめがねをかけてひげをはやした小柄な人がいます。(左から3番目)あれはもしや井原高忠さんでしょうか?
答 質問4も、画を見れば解るかも知れませんが、現時点では解りません。
以上、原文ままでの回答でした。
ちなみにイベントの件ですが宮島さんからのメールでは、「浦沢さんが次回の下北沢へはギニョさんと行きたいと言ってました。」
との事で、実現すれば作家vsディレクターの裏話が聞けるかもしれませんね。
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