スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
大逆襲プロダクション
スポンサー広告  

役者が走る
カリキュラマシーンの収録では<役者が走る>と噂された。
スケジュール表では朝の9時から夜中の12時でも、実際に終わるのは午前1時過ぎるのが通例だった。
周知の通り、カリキュラマシーンのスタジオでは収録の効率を上げる工夫がさまざまに凝らされていた。

セットは、和室を除いて、スタジオの正面に象徴的な道具を出し入れする。
電柱とガードレールと立ち木が有れば、背景に家並みが無くても<道路>という具合で、これならセット転換は数分で終わる。
そのために美術は道具をスタジオの一方に収録順に並べ、本番が終わるともう一方に片付けるのだが、大急ぎでやらないと、照明やカメラが次の本番の準備をできないから、文字通り走っていた。

だが、どんなにスタッフが走ろうが、肝心の役者がモタモタすれば収録は長引く。
役者が台本に書かれたシーンを理解し、台詞を覚え、即興の演技ができるの当たり前で、化粧や衣装を素早く済ませ、スタジオに走って来なければならない。

次はディレクターだ。
ディレクターが悪凝り、つまり小さなミスで本番を何度もやり直せば水の泡。
何度もやり直せば役者が飽きて、ギャグがどんどん面白くなくなる。
ギャグは最初の演技が一番面白い。
せっかく役者が相手を出し抜く芝居をしようとしてるのに、やり直すと水の泡だ。
ディレクターには<思い切り>が要求された。
尤も、4人のディレクターが交代で収録し、サブコン(副調整室)のディレクター席の後ろのソファーには次のディレクターが待機しているから、悪凝りする余裕は無かった。
悪凝りするディレクターは陰で<ワルゴリー・ペック>と呼ばれたものだ。

つまりカリキュラマシーンの収録では全員が走っていたわけだ。
何故あんなに走ったのかと言えば、面白かったからの一言に尽きる。

カリキュラマシーンのファンから、どうしてあんな内容の番組が放送出来たかと聞かれることがよくある。
あんな内容とは、今のテレビではタブーとされる事柄や台詞がふんだんに入っていることだ。
子供は悪いことが好きだといわれるが、大人だって悪いことが好きだ。
カリキュラマシーンではそういう、世間の良識に反することを自由に表現できたから、面白くない筈がない。

翻って今のテレビを見ると、悪いことを自主規制し、ぬるま湯のような番組ばかり。
誰一人走らず、だらだらと笑い、ばか騒ぎするだけの番組が目に余る。
しかも、誰が作ったのか判らない、似たような番組が並ぶ。

見た人が驚くような、新鮮な番組を作る奴は居ないだろうか?
       カリキュラマシーン・ディレクター 宮島将郎
大逆襲プロダクション
カリキュラマシーン   1 0

:天気予報 - :テレビ・ラジオ


 ヨーゼフ・KYOです。
 宮島さん、思い出話楽しく読ませていただきました。私が幼い頃カリキュラマシーンが以下に好きだったか何度も書かせていただきましたが、製作者の方々自身が楽しんで作り、それを今でも誇りに思われているのを聞くとファンの一人としてうれしい限りです。

 TV局自体が自主規制等諸問題を抱えていて宮島さんの目指される方へ向かうことが難しくなっているのかもしれませんが、ファンプロジェクト立ち上げ等のことが少しでも変革へつながることを望んでおります。

 体調が快復されましたらぜひまたファンプロジェクトで面白いものを作りましょう。

ヨーゼフ・KYO
2010/08/22 11:03 | | edit posted by ヨーゼフ・KYO














 

http://mammamia.blog15.fc2.com/tb.php/271-47160deb
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。