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井上ひさしさん冠する本の感想等
 文芸班のヨーゼフ・KYOです。カリキュラマシーンのネタが切れたので派生した話題で失礼します。

 家に幼い子供がいることからNHK子供番組を見る機会が増えました。NHKの「おかあさんといっしょ」を見ていたら「あの名この名」という歌があり、作詞は井上ひさしさんになっています。(井上さんが「カリキュラマシーン」の命名者だそうですが、「おかあさんといっしょ」のミニコーナーの台本を書いていた時期があったと思いました。)
 内容は人の名前の羅列から始まります。(そういえばカリキュラでも「いんかんのうた」というのがありますね。)こういう名前を羅列する中で作詞家はインスピレーションを得るのかも知れません。
横で細君が「こんな人の名前を並べるだけで印税もらえるのなら私にだって出来る」というのを笑って聞いていました。

 井上さんの元の奥さん・西舘好子さんによる「表裏井上ひさし協奏曲」を興味深く読みました。井上さんの才能が世に出るため西舘さんの尽力も働いていたことがわかります。
放送作家として忙しい頃、西舘さんが井上さんの代わりに原稿が遅れた言い訳を言ってまわっていたのが面白く思えました。「ゲバゲバ」「カリキュラ」等でおなじみの日本テレビの井原さんや斎藤さんの名前も少し出て来ます。放送ライターとして忙しい中疲れきって帰ってきたところをデビュー作の戯曲「日本人のへそ」を書かせるためにお湯につけて足をマッサージしたりアリナミンを飲ませたり。
 書き上げた「日本人のへそ」がテアトルエコーにより初演された時の様子も興味深く読みました。これが読みたくてこの本を買ったのです。我らがおヒョイさんこと藤村俊二さんによる素敵な振り付けの様子についてもふれられています。
 初期の面白い作品がテアトルエコーにより演じられエコーから離れていったのは井上さんの他の仕事が忙しくなったからだと思い込んでいたのですが、劇団の中に権力的なものを感じ居心地がわるくなったからだということもわかりました。

 また負の側面としては有名なDVのことを始め家族間の問題にもふれられています。義理の父母との生活の中の孤立感や多忙な仕事からのストレスがそれにむかわせていたとも思えます。
 仕事が忙しくなったことと井上さん独自の教育方針から娘さんたちはあまり学校には行かなかったようです。このことは後になってご夫妻共反省されたようです。

 一人の才能を世に出すため家族の協力を得たり、時としては家族が犠牲になる例は井上ひさしさんだけではなくよく耳にします。何が幸せかは当人達が決める問題ですが、こういう例を見ると平凡な暮らしの中に幸せがあるのかなとも思わせられました。
 私は平凡な暮らしの中から幸せを見出す人間です。今日は帰ったら日々の育児疲れを嘆く細君の足をマッサージしよう。

 他にもこまつ座旗揚げのことや離婚騒動の際尽力したつかこうへいさんの話等とても興味深く読みました。買って損のない一冊です。それらの感想はまた別の機会に書きましょう。

 「平成カリキュラマシーン研究会」ではカリキュラマシーンの本を作るため番組製作者等へのインタビュー等進行中です。新しい動きがありましたらまた報告します。

ヨーゼフ・KYO
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